今日の日本経済新聞の社会欄にこんな記事がありました。
遠隔ランチでさらば「孤食」
リモートワークやオンライン授業の広がりで、少食になったり、あえて食事を控えたりする動きが広がった。特に単身者は必要なエネルギー量の目安を下回る状態。「孤食」がもたらす低栄養を改善するため、オンラインによる「共食」に活路を見出す動きが出始めた。
なるほど…。このところ『スマホ脳』を読んでいて、オンラインの普及がもたらす問題にばかり注目していたのですが、このような活用の仕方も考えられるのですね。
高齢者を対象の実証実験では、オンラインの昼食会であっても、グループでの弁当を食べながらの会話と、何もない雑談とでは、昼食を伴った方が満足度が高いという結果が出たそうです。
会社員や学生はいずれコロナが収束すれば、共食の機会を回復することができるでしょう。
しかし、外出が容易ではない高齢者にとってオンラインでの共食は「栄養問題や見守りなど多くの社会問題の解消につながり得る」(足立己幸名古屋学芸大学名誉教授)のだそうです。
私は、朝と昼が孤食。夜は毎日夫と一緒。時々息子が参加。
たまに一人の夕食のときは、何かを作る気がしないし、栄養なんて二の次になりますね。
ひとりでも、きちんと食卓を整えて、味わって食べられる人は本当にしっかりした人なんだろうな、と思います。