今日から3連休。
オミクロンの猛威の前に、休日出勤の必要がなくなり、ゆっくり休めることになりました。
それで、『定家明月記私抄』を一気に読んで読了。
興味深かったけれど、素養がないので難しく感じました。
特に和歌。引用されている和歌の良し悪し、その特徴が分からないので、ピンとこないのですね。
他の方はこの本をどのように読んだのだろうと、検索してみたら…。
「松岡正剛の千夜千冊」。
200年3月16日第17夜で『定家明月記私抄』を取り上げていました。
当然、松岡さんは和歌をご自身で解釈できる方なので、いろいろと深く考察されています。
ちょいと引用しますと。
…定家はいわばリアルなものを負の領域にもちこんで、その場をヴァーチャルな雰囲気に変え、それでいて、一点のリアルを残しつつ、その場のリアル=ヴァーチャルな「関係」だけを残響させるという方法を作ろうとしたのではないかということだ。定家はそういうことを好んだ。少なくともぼくはそのような「好み」を持った定家にこそ惹かれてきた。堀田善衛が注目したのもそこなのだ。
この後、松岡正剛さんは有名な定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」を取り上げ、リアル=ヴァーチャルの視点で分析していらっしゃいます。
ふーむ、なあるほどね、とは思ったのですが、とにかく、こういった本を十分に理解するには和歌を鑑賞できる力がないだめですね。今後の課題です…。
さて、昨日は飼い犬の1歳の誕生日なので、おもちゃやおやつの「プレゼント」を用意し、ケーキ(人間だけ)でお祝いをしました。
犬には誕生日の自覚がないので、ちょっとしたイベント感がほしい人間が勝手にやっていることなんですが。義務ではないささやかな家庭内行事は良い気晴らしになります…。
抜け毛の季節なのでパジャマ用の服も用意しましたがサイズが大きかった。
ウサギのおもちゃは三代目です。
クマのマグカップは30年近く使っているお気に入り。
これは本日の夕食。
にら玉、鶏肉のレモンハーブ焼きとアボガドサラダ、ワカサギ南蛮漬け、ささげの煮物など。