今日は後半を読んで読了。
印象に残った部分はここ。
教育というのは、ライブ感がないと、最終的にはダメだと思うのです。
先生が延々と説明しているだけの授業というのは、本を読ませているのと同じ、あるいは読み上げているのと同じです。そこには、教える側と学ぶ側のコミュニケーションがありません。
しかし、通常の教育というのは、相手をノセていくという面がないとなかなかうまくいかないものです。優れたカリキュラム、練習メニューを持っていたとしても、相手をノセられるかどうかで、結果がまったく違ってしまうということもあります。
もちろん、基本的な練習メニューはあらかじめ組み立てておかなければいけませんが、そのメニューを淡々とこなすだけでは「ライブ」にはなりません。
メニューはあるのだけれども、相手によってアンコール曲を替えてみようかとか、盛り上がっていないようだからこの曲を入れてみようかとか、一回休んでみようといった判断をする。
場の空気を感知して、臨機応変にメニューを切り替える。これがライブ感です。
時間内にできるメニューは五つだというときに、メニューを五つしか用意していないのでは、メニューの切り替えはできません。ですからせいぜい一〇個ぐらいは用意しておいて、その中から、その場の雰囲気に合うものをセレクトしていやっていく。それによって、いっそう、教えている現場が盛り上がるのです。
ライブ感というのは、場を引っ張っていく力と言ってもよいと思います。(156~157頁)
「ライブ感」…。苦手分野です。
当意即妙、反応力、アドリブ…私には無縁の世界。
なんて、思っていましたが、「ライブ感」を成立させるには、まず事前の質と量が保証された準備が重要なのですね。
これは努力次第で何とかなりそう。
「ノリ」」の良さは、生まれついてのセンスだけで生まれるのではないと、齋藤先生はおっしゃているのですね。
すこし希望が湧いてきました。
本日の夕食。
帰宅が遅くなりそうだったので、朝4時に起きて下準備しました。
チキンバターシチュー、焼き魚(柳鰈)、玉ねぎとアボガドのサラダ、さつまいもの煮物、です。