禅語のお勉強その2。
霜を経て楓の葉はいっそう鮮やかに紅葉する。人も苦しい時期を経て大成するという意味。
私、年齢的には秋の季節を迎えているはずなんですが…。
なかなか成熟できないのが、人生100年時代の悩みかも。
だいたい葉が鮮やかに色づくほどの霜(苦労のこと?)を経験することもなく、なんとなーく今まで生きてきました。(恵まれた人生とも言えます。)
でも、今、この日々が霜に耐えている時期なのかもしれません。
なぜって?
そう、毎日とても疲れているんです。とにかく疲れる!とにかく眠い!シャキッとできない!!
でも、一応毎日働いております。
職場には若い人も結構いて、おんなじ仕事をこなしています。
しかしっ!パフォーマンスの質が違いますね。
勤続30ウン年の経験なんて、役に立たないことのほうが多いような気さえします。
ただ、大きな失敗がないようにヨロヨロとついて行っているだけです。
なんでこんなに頑張りがきかないのかと、情けなく、調べてみると…
生命活動機能をコントロールする自律神経のパワー値が、五十代女性は二十代のころの三分の一になるんですって!
さらにこの五十代の平均パワー値の500(単位は何なんだろう?)というのは、野生動物では倒れてしまう値だとか。
学問的には異論がある説なのかもしれませんが、「野生動物なら倒れてしまうレベル」というのに、しみじみと共感しました。
そうなんです、人間だからなんとかやっているんですよねぇ…。
少しでも疲れを紛らわそうと、食べ物や睡眠に気を配ったり、サプリを飲んでみたり。
だるくても、責任とか、意地とか、惰性とか(笑)、いろんな感情を原動力に働き続けるのも、人間だから、ではないでしょうか?
早く退職して楽になりたい…としばしば考えるこの頃ですが、世の中にはモラハラとか、ブラック企業とか働くにまつわるいろんな苦労が存在するのです。
自分がどんなに恵まれているのか、今一度振り返り、少しでもできることで貢献しなければ…と思います。
退職のころには、「楓葉紅し」と思えたらいいんですけど!