2012年が初版です。
いつ買ったか覚えていませんが、女性初の報道写真家と言われている笹本さんの著書は3冊、本棚に並んでいます。
ふと目について、久しぶりに読み返してみました。
「若いときというのは、それはもちろん可憐で可愛らしいわ。でも、人間の本当の美しさが現れるのは50代からです。いよいよ花がパーッと咲いて、真っ盛り。一番美しくて、いいときじゃないかしら。経験者は語る、ですよ。」
「女性は50代、60代になると、それまでとらわれていたものから解放されて”自分”になってくるのです。そこで初めて個性が顔を出すのです。爛熟期はそういう年頃。ですから爛熟期をどう過ごすかで、人生のバラ色度がまったく違ってきます。」
「誰かに見せるためではなく、自分のために装い、お化粧をして。興味のあることを勉強してみる。わたくしは50歳でインテリアの教室に通い、パースの描き方を学びました。本を読んだり、美術館や映画館へ行ったり、人と会ったりするのも大事。爛熟期こそ、一日一日を存分に楽しみましょうよ。」
数年前に読んだ時も感銘を受けたのですが、今のほうが年を取った分、笹本さんのアドバイスが身に沁みます。
人生において、そんなにいい時期に自分が立っている、という自覚、持っていなかったわ。
もったいない、もったいない。
自分にとって有益な本は、折に触れて読み返すべきですね。
感動も刺激も、手入れしないと持続しないものだから。日々の雑事に埋もれて、見えなくなってしまうものだから。
笹本さんは現在106歳?鎌倉の老人ホームにいらっしゃるようですが。
100歳を超えてからの著書もたくさんあるので、ぜひ読んでみたいです。
12月19日のTOEICに向けて少しずつ勉強しています。今回は隙間時間を利用してスマホアプリを使っての勉強がメイン。苦手のPART5ばかりやっています。
そろそろバランスよく、時間も伸ばしてやらねば。