2、3月は忙しいし、それなのに連続して月末TOEICを受験する予定だし…ということで、読書はパッと読めそうなものに。

そこで目を留めたのが、齋藤孝先生の本。

私、数えてみたら17冊も持っていました。

自覚していないのですが、もしかしてファンなのかしら?

本はわりと頻繁に断捨離をするのですが、齋藤先生の本はズラッと並べています。

並べているってことは、再読するつもりだったのでしょう。

でも、再読って、大人になるとあまりしないと思うのは、私だけ?

子どものころは、同じ本を何度も何度も読んだけれど。

大人になるとちらっと読んで、わかった気になってそれでおしまい。

私が持っている齋藤先生の本は、いわゆる「ハウツー本」に分類されるようなものが多いのですが、だからといって読むのが1度きり、はもったいない。

4月からの新年度に向けて、今までの行動パターン、思考パターンから抜け出せるような、きっかけ、ヒントをつかみたい。

よし、手持ちの17冊いっきに再読しましょう。

なんだか、ワクワクしてきましたぞ。

というわけで、初日の1冊がこれ。

奥付は「2014年9月11日第2刷」です。

今日は96頁まで読みました。

印象に残ったのは「システム思考」の説明部分で「解は関係性の中にある」です。

システム思考とは「ゲシュタルト(形態)」でものごとを見るいうこと。要素ではなく関係に注目することを指すそうです。

 この考え方を常に意識すると、人より広い視野でものを見ることができるようになる。

 例えば哲学の分野では、有名な廣松渉先生が先導者だった。その著書『もの・こと・ことば』(ちくま学芸文庫)には、私もおおいに影響を受けたものである。ふつう、私たちは「もの」に目を奪われがちだが、現象の「こと」にも注目してみようというわけだ。それはいわば「もの」で固まっている世界を「こと」で溶かしていく作業でもある。

 例えば、時計とは本来は時間という「時が動いていくこと」を「もの」として見る存在だ。正確性を求めるなら、電波時計の右に出るものはない。では、それが価格的にもっとも高いかといえば、そうでもない。高級ブランド品や、アンティークの自動巻きのほうが高かったりする。当然ながら、自分のを飾るためのアクセサリー、または趣味の世界の骨董品として持ちたい人もいるからだ。

 つまり腕時計という「もの」の価値自体も、使われる文脈の「こと」によって変わってくるのである。(93~94頁)

 一つの現象にとらわれるのではなく、その背後にあるストーリーを想像する、ということでしょうか?

 私の妄想癖も活かしようによっては、視野の広さにつながる??

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