奥付は「2005年3月1日初版第一冊発行」
これは付箋がいっぱい貼っていて、熱心に読んだ形跡が。
でも内容はひとかけらも覚えていません(笑)。
初読の気持ちで読んでいます。
お話上手なおふたりの対談形式。
もちろん参考になる点がいっぱいですが、口下手な私、あまりのレベルの違いに落ち込んだりします。
そもそも自分と比較するのが間違いだとも言えますが。
以前はこんなところに付箋をつけています。
齋藤 そもそも、言葉っていうのは個人のものじゃないですよね。生まれる前からだいたいあるもので、ほかの人が何百年何千年かけて作ってきたものです。いわば、公共的・共同的なものですが、今はむしろその感覚が希薄になっている。
伝統を無視するのが個性的だと思っている人ほど、言っていることはけっこう平凡だったりする。なぜかというと、伝統を大事にする人の方がたくさんの言葉と接し、多くの言葉を知ることになるから個性的になるんです。
読書なんかしなくていい、もっと自分を大切にしたいとかいう人は、すごい狭い範囲の言葉しか知らないから、使っている言葉は200個か300個の中の順列組み合わせでしかない。だから、どうやっても深くなれないんです。
日常使っている言葉は、普通は500個以内なんですね。そうすると、そこで表現する考えの内容というのは、あらかじめ限定されている。だから、個性的になりようがない。
だから、個性を信じたい人は、もっと他者を受け入れた方がいいと思います。それを言葉という形で自分にの中に受け入れる行為が「読書」なんです。でも今は読書をまるっきりしない人が多いから、今、難しい本がほとんど売れないんです。そうすると、言葉を膨大に持っている他者を自分の中に侵入させることがない。侵入させた方が、自分にとって個性が豊かに表現できるんですけれどね。
これって、若い人に「読書」を勧める際に参考になる視点ですね。
若い人ほど「個性」の確立に悪戦苦闘しているはずだから。
ひな祭りが近いので、ちらし寿司をこしらえました。
実家にもって行く分も。
「桜でんぶ」を買うのを忘れたので、彩悪し。
あとさやえんどうとか散らした方がいいですね。
とりあえず、食べるときにイクラを散らして、華やかさをアップさせることにしました。
女の子がいないので、あまり作らなかったちらし寿司。
女の孫を授かるかもしれませんから、今から練習しておきます。
ちらし寿司にささ身カツ、大根の味噌汁、トマトとバジルのサラダを添えた夕食。