奥付は「2010年11月29日 第1版第1刷発行」。
この本にはたくさん付箋が貼ってあります。
この本で齋藤先生は、「『1分』に区切れば、核心をついた仕事ができる」と提案されています。
なぜ「1分」かというと、もともと身体感覚としてある程度その長さを把握していること、時計の秒針の一周分なので、二分割、三分割、四分割をイメージしやすい、といったメリットがあるからだそうです。
さまざまな作業を1分単位で区切るとすれば、余計なことを考えている余裕はなくなり、逆に「その間に何ができるか」という視点で、いきなり核心部分だけをこなそうとする。
多大な集中力を要するとともに、仕事の質や発想がまるで変ってくる、と齋藤先生はおっしゃっています。
これを何度も繰り返していると、1分の感覚もより正確に掴めるようになるし、しだいに慣れて仕事量も増えてくるだろう。当然ながら、自分の自信にも、周囲からの評価にもつながる。とりあえず「出前迅速」であれば、その1点だけでも一目置かれるのである。
これは、決して難しいことではない。私たちは、しばしば面倒がって仕事を先送りしがちだ。そういう仕事が溜まると、ますます面倒になって手をつけようとしなくなる。その結果、後になって余計な時間と努力がかかってしまったりする。むしろ最初にちょっとだけ覚悟を決めて取り組むと、意外に短時間で済むものだ。(16~17頁)
ふうむ、なるほど、と数年前この本を読んだ時は思ったのでしょうが、その後実践されることはなく…。
私の場合、やるべきことを先送る時、その仕事にかかる時間を実際以上に多く見積もっていることが多いです。そして、今は時間がないからあとでやろうと、先延ばし…。
しかし、いざやってみるとそんなに時間がかからなかったので、もっとサッサと片付けておけばよかったと後悔することがしばしば。
このような悪しき習慣を断ち切るために、この「1分」で仕事を片付けよう、という意識は有効かもしれません。
実際には1分間では片付かない仕事がほとんどですが、仕事の1角でも崩しておけば、その後の作業がスムーズに流れるものです。
年度末、仕事が山積しているのですが、まずは「1分間で片付けよう」を呪文にして、山を崩していこうと思います。
本日の夕食
チャーハン、ロールキャベツ、グリーンサラダ
ヒヤシンス、まだ楽しめています。長いなあー。
夫からのホワイトデーのクッキー。
ディーン&デルーカのクッキーをリクエスト。
缶も中のクッキーもとても可愛い。